ふたつぶ社内には、子育てしながら仕事で活躍する女性が数多くいます。今回は、ディレクターという役職に抜擢された経験のある2人に、仕事内容や職場環境、仕事と家庭の両立など、様々な視点でお話を伺いました。これからの働き方やキャリアについて、一緒に考えていきましょう!
インタビューしたのは、この2人!
ディレクター 矢津佐希子 (さきこすさん)
北九州生まれ、北九州育ち。愛称は「さきこす」。中学2年生と小学6年生、2児のママ。ゼロから1にする起業サポートコンサルタントとしての活動もあり、個人事業主や創業準備中の方への起業支援を行っている。オンラインスクール「#selfmedia」の運営全体を任されており、コンテンツの企画や個別相談など仕事内容は多岐にわたる。
デザイナー 原千尋 (はらさん)
北海道生まれ、釧路市育ち。18歳で浪人のために上京。小学4年生、1児のママ。2級建築士や収納プランナーとしても活動。デザイン担当として、クライアント様からのご依頼でHPやLPの制作など、様々なデザイン案件を手がける。依頼側の意図を的確にくみ取った、わかりやすいデザインは社内外から好評を得ている。(ディレクターとしての役職は、2021年4月~12月までの期間)
”ディレクター”という、役職の経験から得られたもの
ー:それぞれの仕事内容や、実際にディレクターをやってみての感想をお聞かせいただけますか?
さきこすさん:私は「#selfmedia」というオンラインスクールのディレクターをやっていて、もう1年ぐらい経ちました。今までは運営メンバーの1人としてやってきて、特別何か変わるということはありませんでしたが、参加メンバーさんの声を聞いたりイベントなどの企画を率先して開催したりする立場になりました。
他にも運営メンバーがいるので、チームみんなで一緒に取り組んでいます。忙しいメンバーが多いこともあって、私が取りまとめ役として、みんなにお願いすることもあります。学級委員長みたいな感じのスタンスですね。
参加メンバーさんが楽しく学べる環境を作ること、これを私の一つのミッションとして捉えています。
はらさん:
私はデザイナーの仕事もある一方、制作チームのディレクターという役割が増えました。まだ慣れていない部分や経験不足とかもあったので、手伝ってもらいながらスタートしました。
前職も含めて今までは職人的な感じで作ることがメインだったので、デザインもしながら全体をまとめることが初めての経験でした。作りながらディレクターとしての立場で見ていくという、今までと同じようでちょっと違う目線です。
どんなコンセプトで、どんな戦略でやっていくのか? お客様の話を聞いたり、作ったものをプレゼンしたりなど、作る側では気づかなかったような、デザインに入るまでの過程を経験することができました。チェックやフィードバックなど仕事の幅が広がって、デザイン業務100%だったのが20%ぐらいに減った感覚でしたね。
ー:仕事をする中で大変だったことや、嬉しかったことなどはありますか?
さきこすさん:私がディレクターになった時に、福田社長が「#selfmedia」コミュニティ内で発表してくださって、会員メンバーの皆さんからたくさんの応援メッセージをいただきました。ディレクターになったことで、より頼ってもらえる存在になれたのかなと。
「こんな企画がほしい」、「こんな風にしてほしい」など、会員メンバーさんからの声をとても大切にしているので、そういう要望やリクエストを私の方に言ってもらえるようになったのは嬉しかったです。
「#selfmedia」はとにかくスピード感があって、毎月お祭りみたいにいろんなイベントや企画が始まっていくので、このスピード感についていくのが、最初は息切れしてましたね。私が息切れすると全て止まってしまう可能性が大きいので、今までのんびり仕事してきたところから「走り続ける」という意識に変えるのが一番大変でした。ここ1年はトレーニングを積んできたような感じでしたが、今は楽しんでやっています。
はらさん:
デザインを作るだけだったのが、お客様から直接コメントを言ってもらえる機会もあり、制作物へのフィードバックも新鮮に感じました。うまくいかなかったこともありましたが、すごく良い勉強になりました。その当時は大変でしたが、過ぎてみると貴重な経験をさせてもらったというのはありますね。
制作だけではなく、前段階の想いの部分や完成した後のフィードバックを自分の目で見る機会を得られたのは、今の仕事にも活きています。ディレクター経験は9ヶ月ほどでしたが、制作+αの部分をさせてもらえたのは良かったと思います。
オンラインやリモートでの仕事環境は、メリットが大きい
ー:会社から離れた場所で仕事をする環境はいかがですか?
さきこすさん:コロナの影響もあって、今は動き回ることに対してリスクが大きいと思うので、リモートで仕事ができるのは私にとってすごく大きいメリットです。会社まで行くとなると片道1時間30分かかってしまうので、時間も有効に使えます。
ただオンラインになることで、机を並べて雑談というのが無いんですよね。社内でも関わる人が一部になるのは、ちょっと寂しさを感じます。雑談したい時もありますし、社内のコミュニケーションは今後検討していきたい部分です。それぞれ仕事を抱えていてスケジュールを合わせるのが難しくなってきましたが、みんな同じことを考えていると思うので、負担にならないような企画を思いつけたらいいなと。
はらさん:
今は東京ですが、以前は福岡にいて会社で仕事する機会も多かったです。事務所に行ったら誰かいる環境があったので、車で1時間弱ぐらいでしたが、何かあれば行っていました。それが無くなることに少し心細さはありましたね。でも、前職の仕事を辞めて福岡に行った経験もある中で、そのまま仕事を続けながら福岡から東京に行くことができたのは、すごくありがたいと思います。職場の人間関係は変わらずに、引き続きオンラインで仕事をしています。
働く場所は自由なので、家での仕事に行き詰ったら外に出て仕事をすることもできます。そんな風に働いてみたいと思っていたので、いつも幸せを感じながら働いていますね。
ただ、家で仕事をすると切り替えが難しいと思う時もあります。最近は19時以降はなるべく連絡しないようにという社内ルールができたので、メリハリができるようになりました。
オンラインならではですが、朝から晩まで家族以外は誰とも喋らない日もあって、ふとした時に寂しさを感じます。みんな忙しいだろうなと思って連絡しなかったりとか。制作チームとしては仕事に集中できて良いのかもしれませんが、オンラインも良し悪しですね。
子育てしながらでも、楽しく仕事ができる
ー:子育てするママとして、何か工夫されていることなどはありますか?
さきこすさん:2人の子供は中学2年生と小学6年生で、ある程度は自分のことができる年になり、大変な部分は年々減ってきました。パソコン1台でどこでも仕事ができるので、家にいながら仕事をすることが多いですね。私が家にいることで、子供たちに何かあったらすぐに駆けつけていける環境はメリットに思います。
家の構造が吹き抜けになっていることもあり、子供たちに見えるところでパソコンを開いて仕事しているので「いつも仕事してるね」と言われますが、私はこれも良いことだと思っています。子育てしながら在宅ワークをすることで、”お母ちゃん頑張ってるでしょ”って、自分が仕事している姿を子供たちに見せてます。
子育てしながら働ける環境は本当に幸せなことだと思うので、苦労している点はあまりないです。私は家にいるのが好きなタイプで、この働き方は本当に理想的ですね。家事や仕事をして、家の中を行ったり来たり、そして子供たちの話を聞く時間もつくっています。
はらさん:
うちの子供は小学4年生になって、だんだん手がかからなくなってきました。打ち合わせ最中に子供が帰ってくることもあって、会議に参加しつつ子供のことを少し気にかけるのですが、周りの皆さんの理解を感じますね。福田社長が育児する姿を見せながら仕事してくださるので、子供が映っても皆さん嫌な顔をせずに受け止めてもらえる雰囲気で、すごく助かっています。
あと、台風や大雨など災害に関わりそうな時に子供の近くにいられるのは、私にとって大事な部分です。小さな頃に大きな地震を2回ほど経験していて、もしまた何か起きた時に通勤で仕事をしているとすごく不安だなと思います。前の会社は何があっても定時まで帰ったらいけない風潮があったので、家にいながらオンラインでできるメリットは大きいですね。
今年からの変化で見えてきた、これからの私
ー:仕事やプライベートどちらでも、今後の目標を教えてください。
さきこすさん:今までチーム作りをやってこなかったのですが、今年に入ってチームができました。個人事業主の経験も長いので、まだトライ&エラーでやっている最中ですが、今年の12月くらいには軌道に乗せたいなと思っています。
役職もいただいていることから、より楽しい「#selfmedia」を作ることも現実的にできるポジションだと感じます。「#selfmedia」はオンラインスクールでもありコミュニティでもあり、2つの要素を持つ特殊なスクールです。居心地の良さや学びがあること、価値観を共有してメンバーさん同士で繋がれること。良いところを壊さず伸ばしつつ、ビジネスとコミュニティの両方から「#selfmedia」を作っていきたいと思います。この先も続いていく目標や夢になっていきそうですね。
はらさん:
入社してから自分の成長ばかりをずっと考えて仕事してきたことに、最近気がつきました。私もデザインチームにメンバーが入り、一緒の仕事をしてもらう立ち位置なので、自分が持っているものを全て渡していくという気持ちで今やっています。
福田社長に「持っているものを渡していって。自分もそうしてきたから、持ってるスキルを使ってもらったら、次のステージに行けるよ」と言われたんです。
ここ2年ぐらいで私が学んできたことを全て渡したら、どんな世界が待っているのか。それを見ることが目標ですね。私と違う人だったら、同じものを渡しても違うものが出てくると思うので、きっと会社にとってもすごいことだと感じています。チームのメンバーともいい関係を作っていきたいですし、「ありがとう」と言ってもらえるように力を尽くそうと思います。
編集後記
役職のある仕事をスタートした当初は大変だったことを振り返りながら、そこで得られたものは大きく、今の仕事に活かされていることがとても印象的でした。オンラインでの在宅ワークは働く女性にとってメリットばかりで、子育てしながらでも自分のキャリアを積むことができる働き方が、これからのスタンダードになっていくのではないかと思います。さきこすさん、はらさん、2人の今後の活躍がますます楽しみです!Text:西脇彩子
Edit:ふたつぶ編集部
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