新入り広報の私(通称:あやぽん)と、喫茶ふたつぶ・店主の香織さんがお送りする対談コラム。このコラム記事では、ふたつぶが大事にしている「地球にも自分にもやさしい暮らし」について考え、香織さんとの対談を通して”やさしい暮らし”を実践する様子をお伝えしていきます。
今回は、ミツロウラップのことを香織さんにお聞きしてみました!
第2回「ミツロウラップをつかってみたら…」
電子レンジに使えないという事実
あやぽん:サランラップの代わりに、使い回しができるミツロウラップを買ってみたのですが、電子レンジに使えないですよね。冷蔵庫に保存する際に使ったとしても、温め直す時にサランラップを結局かけてしまってます。ミツロウラップのことを改めて知りたいですし、代替品にどんなものがあるのか、知りたいです!
香織さん:なるほど。たしかに、ミツロウラップはロウでできているから、熱を加えると溶けて使えないですね。
あやぽん:ミツロウラップは、どんな風に活用されてますか?
香織さん:そもそも、私は食品ラップを卒業していて、使わない生活ができてましたね。
あやぽん:食品ラップの代わりには、何を使いますか?
香織さん:一つ大きな点としては、我が家に電子レンジがないこと。電子レンジを使うことがないので、食品ラップでの蓋の必要性は、他の家庭より少し低いと思います。冷蔵庫とかに保存する際は、蓋付きの容器でタッパーなどを使ってますね。
野菜を切って残したものも蓋付きの容器で冷蔵庫に入れることをやっているので、東京にいた時に買っておいたものが未だに残ってるくらい、使用頻度が少ないです。
喫茶をやっていた時に販売していたクッキーを持ち帰りたいという方がおられて、テイクアウト用の袋や容器を用意しておらず、食品ラップを使った感じ。家では、本当に使わないです。
ミツロウラップの活用法
香織さん:ミツロウラップは使ってみたいと思って、試しに一つ買ってみたら、使い勝手が結構良かったです。少し切ったネギとか、2〜3時間後に使いたいけど蓋付きの容器がない時に、切った野菜を器に入れてミツロウラップを被せるとか。ミツロウラップの用途としては、調理途中のものを冷蔵庫に保存する際に使っています。冷蔵庫には入れないけど、キッチンの端っこに置いておくことも。
あやぽん:ミツロウラップを切り口に当てて、乾燥しないようにさせるとか?
香織さん:切り口に当てるのは洗うのが面倒なので、あまりしてないです。使用例では、フルーツの切り口とかに当ててるから、そういう使い方はもちろんOK。ミツロウは、小さな赤ちゃん以外は口に入ったとしても大丈夫なものだから。
フルーツ等の切り口に当てた際に、ミツロウラップが変色したことがあり、見た目が汚らしくなるから、切り口に直接当てないようにして使っています。食材に直接使ってる人もいると思うけれども。
あやぽん:ミツロウラップを買ったのに、畳んで置いてあるだけになってしまっていて。電子レンジに使えないことはわかっていたけれど、ミツロウラップの活用法が聞けて良かったです。
香織さん:おそらく購入されたミツロウラップは、粘着度があまり高くないタイプだと思います。私も同じものを購入していて、そのミツロウラップは、娘がおむすびを持って行く時に海苔を入れるのに使っています。海苔をそのまま入れ、パタンと折って。そういう使い方もできますよ。
あやぽんが海苔を持ち運ぶことは、あまりないかもしれないけれど(笑)。
電子レンジにも使える、エコなラップ
香織さん:会社のメンバーにシリコンラップを使ってる人がいて、電子レンジのユーザーにはシリコンラップが良さそうだと思いました。シリコンラップを取り入れてみたら、良いと思います。食品ラップのゴミを減らせるから。あやぽん:シリコンラップ、調べてみます!
香織さん:シリコンラップも、いろんな種類があると思います。私はシリコンラップを使ったことがないから、あまり情報を持ってなくて。
あやぽん:電子レンジを使わないと、そうですよね。
空き瓶や食器の活用もおすすめ
香織さん:ミツロウラップや蓋付き容器の他に、結構便利だと思っているのは、空き瓶。ジャムを買ったり瓶詰めのお土産をいただいたり、空き瓶ってどんどん増えていくと思います。それを洗い取っておいて、保存に空き瓶を使っています。ホーローの蓋付き容器が埋まってる時に、少し残ったおかずを瓶に入れるとか。ホーローは意外と中が見えないから、つい忘れてしまうことも。空き瓶は中が透けて見えるから忘れることはないし、量もわかるから便利です。ピクルスや常備菜を入れてます。
蓋をしておきたい時は、器の上にお皿を重ねて蓋するのもおすすめ。似たようなサイズ感で、あまりズレないようなサイズを見つけて。たまにシンデレラフィットする、最高の相性みたいなものがあります。蓋ができればいいから、お皿とかで対応すればゴミが減らせます。
あやぽん:ありがとうございます。これは、すぐ取り入れられそうです!
ラップだけでも、様々な選択肢がある
香織さん:空き瓶とお皿を、ぜひ活用して。ミツロウラップもあるけど、シリコンラップもあるから。それぞれの暮らしによって、エコなアイテムは変わってくると思いますね。あやぽん:たしかに、生活スタイルで変わりますね。いろんな選択肢があって、楽しみながらできそうです。
香織さん:ミツロウを避けたいヴィーガンの人たち向けに、植物性のロウを使った”エコラップ”と呼ばれるものが販売されているそうです。私は使ったことがないけれど、そういうラップもあります。
あやぽん:ラップだけで、いろんな選択肢がありますね。面白いです!
香織さん:まずは何かあるもので、空き瓶やお皿を活用してみてください。それが習慣づけば、手放せるものは増えてくると思います。
あやぽん:ありがとうございます!
第3回へ、続く。
編集後記
第1回の後に続けて収録した、ミツロウラップ編。台本なしで録りましたが、少し緊張感がなくなった状態でお話できたと思います。いつも話しているような自然な感じで録れたらいいのですが、マイクを前にすると構えてしまうのが難しいところ。回を重ねるごとに、話し方も変化していくのではないかと思っているので、どうぞお楽しみに。Text:ふたつぶ広報・あやぽん
Photo:喫茶ふたつぶ・香織さん
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